家電の保証書はいつ捨てていい?保証期間と部品の保有期間は別物です
買ったときに付いてくる、一定期間は無償で修理すると約束した書類。
- 保存義務 なし
- 再発行 難しい
- 個人情報 中
法律上の保存義務はありません。ただし紛失すると保証期間中でも有償になることがあります。 期間が過ぎても、型番と購入日の記録としては使えます。
- 法的な保存義務
- ありません
- おすすめ
- 条件を満たすまで
- 再発行
- 再発行が難しい
買った日から。多くの家電は1年。販売店の延長保証は別契約で5年・10年など。
製造打切後の年数。冷蔵庫・エアコン9年、テレビ・電子レンジ8年、洗濯機・掃除機6年。
保証期間は買った日から数えます。ところが補修用性能部品の最低保有期間は「製造打切後」の年数です。型落ちの在庫品を買うと、買った時点ですでに数年たっていることがあります。「まだ5年しか使っていないのに部品が無い」が起きるのはこのためです。
あなたの場合を判定
条件別の結論
家電の保証書は、状況によって答えが変わります。 考えられる場合をすべて挙げます。 上の判定で答えると、当てはまるものが強調されます。
-
まだ使っている・持っている 残っているまだ保管してください
保証期間中です。捨てられません
保管の目安:保証期間が終わるまで法律上の保存義務はありません。 保証はメーカーが任意に約束するものです。
それでも捨ててはいけないのは、実害があるからです。家電製品協会は、こう書いています。
保証書の紛失や、必要事項の記入がない場合、
保証期間中でも有償になる場合があります。いま、2か所を確かめてください。
1. 販売店印と購入日が記入されているか。
空欄のままだと、持っていても効かないことがあります。
空欄なら、買った店に相談するか、レシートを保証書と一緒にしてください。
2. 有償になる事項(保証書に明記されています)。
落下・水濡れ・消耗品の交換は対象外なのが普通です。なお、家庭用の製品を店舗などの業務用に使っている場合、
保証期間中でも有償になることがあります。
寒冷地・塩害・湿気やほこりの多い場所での使用も同じです。 -
まだ使っている・持っている 過ぎている 入っている・たぶん入っているまだ保管してください
延長保証がまだ生きているかもしれません
保管の目安:延長保証の期間が終わるまでメーカー保証と延長保証は別物です。
メーカー保証が1年で切れても、販売店やカード会社の延長保証が
5年・10年と続いていることがあります。延長保証を使うとき、メーカーの保証書も一緒に求められるのが普通です。
購入日と型番の証明になるからです。先に、延長保証の条件を確かめてください。
- いつまで続くのか
- 自然故障だけが対象か(落下・水濡れは対象外が普通です)
- 修理額の累計が購入額に達したら終了、といった上限があるか
延長保証は販売店との契約なので、条件は店ごとに違います。
会員ページやアプリで管理している場合は、アカウントを消さないでください。 -
まだ使っている・持っている 過ぎている 控えていない 入っていないデータ化してから捨ててOK
型番と購入日を控えてから処分してください
保管の目安:型番・製造番号・購入日を控えるまで保証期間は過ぎていて、延長保証もありません。
保証書としての役目は終わっています。ただし、まだ使っている製品です。控えとしての価値が残っています。
修理を頼むとき、まず聞かれるのがこの3つです。
- 購入年月日(あるいは使用年数)
- メーカー名・品名・形式(型番)
- 故障の状態
本体のラベルからも読み取れますが、
冷蔵庫の裏、エアコンの室内機の内側、洗濯機の底面だと、確かめるのが一苦労です。写真を1枚撮るだけで済みます。 撮ってから処分してください。
あわせて、部品の保有期間も確かめておくと役に立ちます。
公正競争規約では冷蔵庫・エアコンが9年、テレビ・電子レンジが8年、
洗濯機・掃除機が6年。ただし「製造打切後」の年数で、
買った日から数えるものではありません。 -
まだ使っている・持っている 過ぎている 控えている 入っていない今すぐ捨ててOK
処分してかまいません
保管の目安:なし保証期間は過ぎ、延長保証も無く、型番と購入日は控えてあります。
紙を残す理由はもうありません。ひとつだけ確かめてください。
その保証書、取扱説明書の一部になっていませんか。
家電製品協会が「保証書は取扱説明書の最終ページなどに
印刷されている場合もあります」としています。
取説ごと捨てると、操作の手引きまで一緒に消えます。なお、保証期間が過ぎても打つ手が無いわけではありません。
買ったときから不具合があったのなら、売主(販売店)に対する
契約不適合責任が使えることがあります。
民法566条は「不適合を知った時から1年以内」の通知を求めており、
買った日から数えるものではありません。保証書には氏名・住所・電話番号を書く欄があります。
記入済みなら、その部分は読めなくしてから捨ててください。 -
手元にない(処分した・譲った・売った)今すぐ捨ててOK
処分してかまいません
保管の目安:なし製品が手元にないなら、保証書だけを持っていても使い道がありません。
ただし、2つだけ確かめてください。
1. 人に譲った・売ったのなら、保証書も一緒に渡しましたか。
メーカー保証は製品に付くので、次の持ち主が使えることがあります
(販売店の延長保証は、多くの場合ゆずれません)。
2. 分割払いや延長保証の契約が残っていませんか。
製品を手放しても、支払いや契約だけ続いていることがあります。
延長保証は解約すると返金がある場合もあります。販売店に確かめてください。どちらも問題なければ、処分してかまいません。
保証書には氏名・住所・電話番号を書く欄があります。
記入済みなら、その部分は読めなくしてから捨ててください。
保存期間
法律で必要な保存と実用上おすすめする保存は、 性質がまったく違います。混ぜずに分けて示します。
- いつから
- 保証期間が終わるまで(多くは購入から1年)
- あてはまる場合
- 無償修理を受けるために、原本の提示を求められます。
- 補足
法律上の義務ではありません。 保証はメーカーが任意に約束するものです。
それでも捨ててはいけないのは、実害があるからです。
家電製品協会は「保証書の紛失や、必要事項の記入がない場合、
保証期間中でも有償になる場合があります」としています。販売店印と購入日が記入されているか、いま確かめてください。
空欄のままだと、持っていても効かないことがあります。
根拠:アフターサービスの上手な依頼 (一般財団法人 家電製品協会) / 最終確認 2026-08-22
- いつから
- 延長保証の期間が終わるまで(5年・10年など)
- あてはまる場合
- 家電量販店やカード会社の延長保証は、メーカー保証とは別の契約です。
- 補足
メーカー保証と延長保証は別物です。
メーカー保証が1年で切れても、販売店の延長保証が5年や10年続いていることがあります。
その場合、保証書と延長保証の書面(または会員ページ)の両方が要ります。延長保証は販売店との契約なので、条件は店ごとに違います。
自然故障だけが対象で落下や水濡れは対象外、
修理額の累計が購入額に達したら終了、といった条件が普通です。
- いつから
- 補修用性能部品の保有期間が終わるまで
- あてはまる場合
- 型番と製造番号が分かれば、部品があるかをメーカーに確かめられます。
- 補足
保証期間とは別の期間です。しかも起算点が違います。
公正競争規約の別表3では、冷蔵庫とエアコンが9年、
カラーテレビと電子レンジが8年、洗濯機と掃除機が6年。
ただしこれは「製造打切後」の年数で、買った日からではありません。型落ちの在庫品を買った場合、買った時点ですでに数年たっていることがあります。
「まだ5年しか使っていないのに部品が無い」が起きるのはこのためです。実際の年数はメーカー・製品ごとに違います。問い合わせて確かめてください。
根拠:別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間(家庭電気製品製造業における表示に関する公正競争規約 施行規則第12条) (公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会) / 最終確認 2026-08-22
- いつから
- その不具合を知った時
- あてはまる場合
- 売主(販売店)に対する契約不適合責任。メーカー保証とは別に働きます。
- 補足
民法566条は、不適合を知った時から1年以内に通知すれば
追完(修理・交換)や代金の減額などを請求できるとしています。起算点は「買った日」ではなく「知った時」です。
買って3年後に隠れた欠陥に気づいたなら、そこから1年です。これは売主に対する法律上の責任なので、保証書が無くても使えます。
ただし個別の判断は法律家に相談してください。ここで結論は出しません。
根拠:民法 第566条 (e-Gov法令検索(デジタル庁)) / 最終確認 2026-08-22
- いつから
- その製品を手放すまで
- あてはまる場合
- 修理の依頼、部品の取り寄せ、リコールの確認、買い替えの下取りに使います。
- 補足
保証期間が過ぎたあとの保証書は、型番と製造番号と購入日の控えになります。
修理を頼むとき、まず聞かれるのが「購入年月日」「メーカー名」「品名」「形式」です
(家電製品協会)。本体のラベルからも読み取れますが、
冷蔵庫の裏やエアコンの室内機の内側だと、確かめるのが一苦労です。この用途なら写真で十分です。紙のまま持っている必要はありません。
原本とデータ
氏名・住所程度
無償修理を受けるには、原本を出すのが原則です。
写真やコピーで受け付けてもらえるとは限りません。
写真は「型番・製造番号・購入日を思い出すための控え」としては役に立ちます。
保証期間が過ぎたあとは、むしろこちらのほうが実用的です。
なお、保証書が取扱説明書の最終ページに印刷されていることがあります
(家電製品協会)。取扱説明書を捨てるときは、
最後のページを確かめてからにしてください。
最近は保証書を紙で出さず、販売店のアプリやマイページで管理する形も増えています。
その場合、アカウントを消すと保証も追えなくなります。
捨てる前チェック
すべて確認できたら、処分して大丈夫です。 チェックの状態はこの端末にだけ残ります。サーバーには送っていません。
安全な捨て方
記入欄を切り取ってから、紙ごみに出す
保証書そのものは、ほとんどが印刷物です。
機微なのは記入された欄だけです。
- お客様欄(氏名・住所・電話番号)
- 販売店欄(店名・住所・購入日)
この2か所を切り取れば、残りは普通の紙ごみで問題ありません。
枚数が少ないので、はさみで十分です。
シュレッダーにかける
記入済みの保証書がまとめて出てきたときは、細断が早いです。
引っ越しや大掃除で、10年分が一度に出てくることがあります。
その前に一度、型番と購入日を撮っておいてください。
まだ使っている製品の分が混ざっていることがあります。
取扱説明書ごとまとめて捨てる 勧めません
最終ページを確かめてからにしてください。
保証書が取扱説明書の最後に印刷されていることがあります
(家電製品協会)。
取扱説明書自体は、メーカーのサイトからPDFで手に入ることが多いので、
本体さえあれば後から読めます。ただし古い機種は載っていないことがあります。
まず最終ページを見てください。保証書が印刷されていたら、そこだけ切り離してください。
捨てたあと再発行できるか
保証書そのものは、原則として再発行されません。
メーカーが保証書を作り直すことは、通常ありません。
販売店が再発行することもまずありません。
ただし、購入の事実を示す方法はあります。
- 販売店の購入履歴(会員カード・アプリ・オンラインストアの注文履歴)
- レシート・納品書・クレジットカードの利用明細
- 家電量販店のポイントカードに紐づいた購入記録
メーカーによっては、製造番号から出荷時期を割り出して
保証期間内かどうかを判断してくれることもあります。
ただしそれに応じる義務はありません。 対応はメーカー次第です。
家電製品協会は
「保証書の紛失や、必要事項の記入がない場合、保証期間中でも
有償になる場合があります」としています。
「無くても何とかなる」と考えないでください。
家電の保証書を捨てたあとの困りごとと、代わりになるものをまとめています。
よくある質問
保証書は何年保存しないといけませんか?
法律上の保存義務はありません。
保証書は、メーカーが「一定期間は無償で修理します」と
任意に約束する書類です。法律が求めているものではありません。
実用上の目安は「保証期間が終わるまで」です。
多くの家電は購入から1年。販売店の延長保証に入っていれば5年・10年。
期間が過ぎたあとも、型番・製造番号・購入日の控えとしては役に立ちます。
その用途なら写真で十分です。
保証書をなくしました。どうすればいいですか?
再発行は原則されません。 ただし、あきらめる前に確かめてください。
購入の事実を示す方法はあります。
- 販売店の購入履歴(会員カード・アプリ・オンラインストアの注文履歴)
- レシート・納品書・クレジットカードの利用明細
- 家電量販店のポイントカードに紐づいた購入記録
メーカーによっては、製造番号から出荷時期を割り出して判断してくれることもあります。
ただし応じる義務はありません。
家電製品協会は「保証書の紛失や、必要事項の記入がない場合、
保証期間中でも有償になる場合があります」としています。
「無くても何とかなる」と考えないでください。
販売店印が押されていません。有効ですか?
効かないことがあります。
家電製品協会は「保証書の紛失や、必要事項の記入がない場合、
保証期間中でも有償になる場合があります」としています。
記入がないことは、紛失と同じ扱いで書かれています。
買ったその場で確かめるのが本来の姿ですが、
いま気づいたなら、買った店に相談してください。
レシートが残っていれば、保証書と一緒にしておいてください。
オンラインストアで買った場合は、納品書や注文履歴が購入日の証明になります。
保証期間が過ぎました。もう捨てていいですか?
まだ使っている製品なら、型番と購入日を控えてからにしてください。
修理を頼むとき、まず聞かれるのがこの3つです。
- 購入年月日(あるいは使用年数)
- メーカー名・品名・形式(型番)
- 故障の状態
本体のラベルからも読み取れますが、
冷蔵庫の裏やエアコンの室内機の内側だと、確かめるのが一苦労です。
写真を1枚撮れば済みます。撮ってから処分してください。
なお、販売店の延長保証に入っていないかも確かめてください。
メーカー保証が切れても、こちらは続いていることがあります。
「部品の保有期間」と保証期間は同じですか?
違います。しかも数え始める日が違います。
| 起算点 | 期間の例 | |
|---|---|---|
| 保証期間 | 買った日 | 多くの家電で1年 |
| 補修用性能部品の最低保有期間 | 製造打切 | 冷蔵庫・エアコン9年、テレビ・電子レンジ8年、洗濯機・掃除機6年 |
公正競争規約の表示例が「当社は、この○○○○の補修用性能部品を
製造打切後○年保有しております」となっています。
型落ちの在庫品を買った場合、買った時点ですでに数年たっていることがあります。
「まだ5年しか使っていないのに部品が無い」が起きるのはこのためです。
実際の年数はメーカー・製品ごとに違います。問い合わせて確かめてください。
保証期間が過ぎたら、もう何もできませんか?
そうとは限りません。
1. 部品があれば有償で修理できます。
補修用性能部品の保有期間内なら、メーカーが修理を受けてくれます。
2. 売主に対する契約不適合責任があります。
民法566条は、買主が「不適合を知った時から1年以内」に
売主へ通知すれば、修理・交換・代金の減額などを請求できるとしています。
起算点は買った日ではありません。買って3年後に隠れた欠陥に気づいたなら、
そこから1年です。
これはメーカー保証とは別の、売主(販売店)に対する法律上の責任なので、
保証書が無くても使えます。
3. リコールに当たっていないか確かめてください。
リコールは保証期間と関係なく無償で対応されます。
型番と製造番号が分かれば調べられます。
ただし個別の判断は法律家や消費生活センターに相談してください。
このサイトでは結論を出しません。
家で仕事をしています。保証は同じですか?
同じとは限りません。
家電製品協会は
「『家庭用製品』を店舗などの業務用にお使いの場合に発生した故障は、
いわゆる『無償保証期間』でも有償となる場合があります」としています。
さらに「寒冷地・塩害・湿気・ほこりや特殊ガスが多いなど、
特殊な環境下での使用の場合も有償になることがあります」とも。
店舗の一角で家庭用エアコンを使っている、
作業場で家庭用の掃除機を毎日使っている、といった場合は、
買うときに販売店へ確かめておいてください。
製品を人に譲りました。保証書はどうしますか?
一緒に渡してください。
メーカー保証は製品に付いているので、
次の持ち主が保証期間内に使えることがあります。
ただし販売店の延長保証は、多くの場合ゆずれません。
購入者本人との契約だからです。
製品を手放したあとも、分割払いや延長保証の契約が残っていないか
確かめてください。延長保証は解約すると返金がある場合もあります。
根拠と最終確認日
このページの判断に使った資料です。 その根拠が、今回の判定にどう関係しているかまで書いています。
更新履歴
| 日付 | 種別 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026-08-23 | 内容を更新 | 「捨ててしまった」ページを追加。家電製品協会の案内、公正競争規約 別表3、民法566条を一次資料で確認。 |
| 2026-08-22 | 内容を更新 | 初版。民法562条・566条、公正競争規約 別表3(補修用性能部品の保有期間)、家電製品協会のアフターサービスの案内とよくあるご質問を一次資料で確認して作成。recovery_kind は当初 thing を想定していたが、見出しが自然に読めないため reissue に改めた。 |
このページの情報が古い・違うかもしれない
制度は変わります。こちらの誤りもありえます。 気づいたことがあれば教えてください。 連絡先の入力は任意です。