古いパソコンはどう処分する?回収に出す前にやること
買い替えて使わなくなった、手元に残っているパソコン。
- 保存義務 なし
- 中のデータ 戻らない
- 個人情報 非常に高い
パソコンそのものに保存義務はありません。メーカーに無料で回収させられる場合もあります。 ただしデータの消去は使用者の責任です。消してから出してください。
- 法的な保存義務
- ありません
- 中のデータ
- 捨てたら戻らない
このページの内容
あなたの場合を判定
条件別の結論
古いパソコンは、状況によって答えが変わります。 考えられる場合をすべて挙げます。 上の判定で答えると、当てはまるものが強調されます。
-
まだ・分からないまだ保管してください
まだ手放さないでください。中のデータは戻りません
保管の目安:データを別の場所へ移し終えるまで手放したら中身は戻りません。移し忘れやすいものを挙げます。
- ブラウザに保存したパスワード … 新しいパソコンで
「あのサイトのパスワードが分からない」となりがちです
- メールの保存箱 … 送受信したメールがパソコンの中だけにあることがあります
- 確定申告のデータ … 申告ソフトの保存先はパソコンの中です
- 写真 … クラウドに上がっていない分は消えます移したあと、移した先で実際に開いて確かめてください。
-
移し終えた・中身は要らない 起動しない・壊れている条件を満たせば捨ててOK
記録装置を取り出して壊すか、破壊証明を出す事業者に任せてください
保管の目安:中身を読めなくするまで起動しないパソコンは、消去ソフトを走らせることができません。
ただし起動しないのは電源や基板の故障であることが多く、
記録装置そのものは無事で、専門の業者なら読み出せます。方法は2つです。
1. 記録装置(HDDまたはSSD)を取り出して壊す。
ノートパソコンなら裏ぶたを開けると出てきます。
壊し方は HDD と SSD で違うので、それぞれのページを見てください
2. 破壊証明書を出す事業者に任せる取り出したあとの本体は、メーカー回収や小型家電の回収に出せます。
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移し終えた・中身は要らない 起動する まだ・分からない条件を満たせば捨ててOK
中の記録装置を消してから出してください
保管の目安:データ消去が終わるまで「ごみ箱を空にした」「初期化した」だけでは消えていません。
復元ソフトで読み出せます。経済産業省も「パソコンに保存されているデータは
使用者・排出者の責任であらかじめ消去しておくことが望ましい」としています。
回収に出せば消してもらえる、と考えないでください。消し方は、中に入っているのがHDDかSSDかでまったく違います。
HDDは上書きが効きますが、SSDはHDD用の消去ソフトでは
完全に消えないことがあります。それぞれのページを見てください。 -
貼られている・2003年10月以降に買った 移し終えた・中身は要らない 起動する 済んでいる今すぐ捨ててOK
メーカーに無料で回収してもらえます
保管の目安:なし消去が済んでいて、無料回収の対象です。
使用済みのパソコンは、資源有効利用促進法により
メーカーに回収とリサイクルが義務づけられています。
2003年10月以降に売られた製品は無料で回収されます。メーカーの窓口に申し込むと、伝票が送られてきます。
箱に入れて、指定された方法で送るだけです。家庭で使っていたものなら、市区町村の小型家電の回収も使えます。
-
無い・分からない 移し終えた・中身は要らない 起動する 済んでいる今すぐ捨ててOK
処分してかまいません(無料になるか要確認)
保管の目安:なし消去が済んでいるので、処分して大丈夫です。
マークが無い場合でも、家庭で使っていたものであれば
無料で回収されることがあります。 メーカーに問い合わせてください。
有料になるのは、2003年10月より前に売られた製品の場合です。市区町村の小型家電の回収や、自治体の回収サービスを使う方法もあります。
料金や条件は自治体によって違うので、住んでいる市区町村の案内を見てください。
保存期間
法律で必要な保存と実用上おすすめする保存は、 性質がまったく違います。混ぜずに分けて示します。
- いつから
- データを別の場所へ移し終えるまで
- あてはまる場合
- 本体そのものに保存義務はありません。問われるのは中のデータだけです。
- 補足
個人事業をしている場合など、中に保存期間の決まったデータが入っていることがあります。
手放すときのリスク
本人確認情報・口座情報・個人番号など
捨てる前チェック
すべて確認できたら、処分して大丈夫です。 チェックの状態はこの端末にだけ残ります。サーバーには送っていません。
安全な捨て方
メーカーに回収してもらう
使用済みのパソコンは、資源有効利用促進法により
メーカーに回収とリサイクルが義務づけられています。
家庭で使っていたものも、事業で使っていたものも対象です。
2003年10月以降に売られた製品は無料です。
無料で回収される製品には「PCリサイクルマーク」が貼られています。
対象になるのは、デスクトップ本体・パソコン用ディスプレイ
(ブラウン管式・液晶式)・ノートパソコンです。
タブレット端末は対象外で、有機ELのディスプレイも含まれません。
市区町村の小型家電回収に出す
家庭で使っていたパソコンは、小型家電リサイクル法にもとづく回収も使えます。
役所や公共施設の回収ボックス、認定事業者の宅配回収などがあります。
ノートパソコンなら回収ボックスに入る大きさのことが多いですが、
一度入れたら取り出せません。 消去は入れる前に済ませてください。
記録装置だけ取り出して手元に残す
どうしても不安なら、HDDやSSDだけを取り出して、
本体だけを回収に出す方法もあります。
ノートパソコンは裏ぶたのネジを外すと記録装置が見えます。
デスクトップは側面のパネルを開けます。
取り出した記録装置は、あらためて消去するか物理的に壊してください。
取り出して引き出しにしまったまま、というのがいちばん危ない状態です。
取り出したまま放置しないでください。消すか壊すところまでやってください。
消さずに回収に出す 勧めません
経済産業省は「パソコンに保存されているデータは
使用者・排出者の責任であらかじめ消去しておくことが望ましい」としています。
再資源化の工程でデータ破壊は行われますが、
それまでの間、消えていないパソコンが手元を離れて運ばれることになります。
この方法は勧めません。消去の責任は自分にあります。
捨てたら中のデータは戻るか
手放したら、中のものは戻りません。
写真、確定申告のデータ、仕事のファイル、メールの保存箱、
ブラウザに保存したパスワード。必要なものを別の場所へ移してください。
移し終えたことを実際に開いて確かめてから、消去に進んでください。
古いパソコンを捨てたあとの困りごとと、代わりになるものをまとめています。
よくある質問
パソコンは無料で捨てられますか?
多くの場合、メーカーに無料で回収してもらえます。
使用済みのパソコンは資源有効利用促進法により、
メーカーに回収とリサイクルが義務づけられています。
2003年10月以降に売られた製品は無料です。
対象は、デスクトップ本体・パソコン用ディスプレイ・ノートパソコンです。
タブレット端末は対象外なので、小型家電の回収などに出してください。
「PCリサイクルマーク」が見当たりません
本体の底面や背面を見てください。見つからない場合でも、
家庭で使っていたものなら無料で回収されることがあります。
メーカーに問い合わせてください。
有料になるのは、2003年10月より前に売られた製品の場合です。
回収に出せばデータは消してもらえますか?
再資源化の工程でデータ破壊は行われます。
ただし経済産業省は
「パソコンに保存されているデータは使用者・排出者の責任で
あらかじめ消去しておくことが望ましい」としています。
消えていないパソコンが手元を離れ、運ばれ、保管される間があります。
消してから出すと考えてください。
中がHDDかSSDか分かりません
見分け方はいくつかあります。
- 買った時期 … 2015年ごろより前のノートパソコンはHDDが多く、
それ以降はSSDが増えています
- 動作音 … 起動時に「カリカリ」という音がするならHDDです。SSDは無音です
- 仕様の確認 … 型番でメーカーのサイトを調べると書かれています
- 設定画面 … Windows の「ドライブのデフラグと最適化」を開くと、
メディアの種類に「ハードディスクドライブ」か
「ソリッドステートドライブ」と表示されます
消し方がまったく違うので、必ず確かめてください。
ハードディスクを取り出して残しておけば安心ですか?
本体を手放すぶんには安全になりますが、
取り出して引き出しにしまったまま、というのがいちばん危ない状態です。
中身は消えていないまま、管理もされずに残ります。
引っ越しや遺品整理のときに、誰かがそのまま捨ててしまうこともあります。
取り出したら、消すか壊すところまでやってください。
壊れて起動しないパソコンはどうすればいいですか?
記録装置を取り出して壊すか、破壊証明書を出す事業者に任せてください。
「壊れているから中身も読めないだろう」とは考えないでください。
起動しないのは電源や基板の故障であることが多く、
記録装置そのものは無事で、専門の業者なら読み出せます。
取り出したあとの本体は、メーカー回収や小型家電の回収に出せます。
根拠と最終確認日
このページの判断に使った資料です。 その根拠が、今回の判定にどう関係しているかまで書いています。
更新履歴
| 日付 | 種別 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026-08-23 | 内容を更新 | 「捨ててしまった」ページを追加。経産省と総務省の2ページを一次資料で再確認。 |
| 2026-08-21 | 内容を更新 | 初版。経済産業省「パソコンのリサイクル(資源有効利用促進法)」、総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」、環境省の小型家電リサイクル法のページを確認して作成。 |
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