デジタルの捨て時

「初期化した」だけでは安全とは限りません。媒体の種類によって正しい消去方法が違います。

デジタルの見かた

この分野だけ、問いが逆向きです。

書類は「取り戻せるか」を考えますが、機器で心配なのは
「取り戻されないか」のほうです。中のデータが読まれないか、という不安です。

出発点は総務省の指摘です。
「画面上でデータが消えているように見えても、実際にはハードディスク上に
データが残されたままになっていることがあり、特殊なソフトで復元できる」。
削除も初期化も、多くの場合は目次を消しているだけです。

そして媒体ごとに消し方が違います。 ここが最も誤解されています。

  • HDD … 専用の消去ソフトで上書きすれば安全に消せる
  • SSDハードディスク用の消去ソフトでは完全に消せない場合がある
  • USBメモリ・SDカード … 専用の消去のしくみが無い。壊すのが確実

磁気で消す方法(消磁)も、磁気で記録していない SSD には効きません。

★物理的に壊す場合も注意が要ります。
総務省は「外側のケースを破壊しても、中にあるディスク自体が
破損していない場合があります
」としています。
ケースをへこませただけでは足りません。

回収に出しても、消去の責任は自分に残ります。
経済産業省は「データは使用者・排出者の責任であらかじめ消去しておくことが
望ましい」としています。

デジタルの対象(5件)

この分野で勘違いされていること

どちらも一次資料(法令の条文・官公庁の案内)で確かめた内容です。 詳しい根拠は、それぞれの対象のページに全部出しています。

  • SSDも磁石や消去ソフトで消せる

    どちらも効かないことがあります

    SSDは磁気で記録していないため、磁石では消えません。
    上書きも書き込み先が分散して届かないことがあります。

    SSDのページで確かめる
  • 回収業者に出せばデータは消してもらえる

    消去の責任は自分に残ります

    経済産業省は、データの消去は使用者・排出者の責任だとしています。
    回収に出したことで責任が移るわけではありません。

    古いパソコンのページで確かめる

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